ゲームデータ
発売日: 2013/08/01
開発元: 株式会社グラスホッパー・マニファクチュア
発売元: 株式会社角川ゲームス
ジャンル: ファンタジー・アクション
インストール容量: 4.5 GB
公式サイト: http://www.loveandkill.com/jp/
攻略サイト: KILLER IS DEAD 攻略
超簡単なゲーム紹介とストーリー
処刑しながら記憶を取り戻せ!
月への旅行や、人体改造…20世紀に夢見たことが少しだけ実現した世界。"処刑事務所"という小さな隠密国家機関から届いた採用通知を受け取ったモンド・ザッパ。物語は処刑人モンドの初仕事から始まる。普通ではない様々な依頼人が訪れる"ブライアン処刑事務所"。処刑事務所から届いた採用通知は、月と血に翻弄されながらも処刑を遂行する、処刑人モンドの数奇な宿命の招待状なのであった。( Xbox.com より)
ざっくりとしたアウトラインと感想
ブライアン処刑事務所に所属する主人公モンド・ザッパを操作するアクションゲーム。須田剛一率いる株式会社グラスホッパー・マニファクチュアの作品で、いわゆる須田ゲーと呼ばれる類いのゲーム。ダムドとかロリポとかね。世界観としてはプレステ時代に発表した Killer 7 に似ている。昔は熱中して遊んだけど覚えていないので詳細はリンク先の wiki をご覧ください。
主人公モンドは右手に「 Gekkou 」という刀を持ち、左腕に血液を動力とする「マッセルバック」を装着(モンドの本物の腕ではないが見た目が腕っぽいので装着という表現にした)している。マッセルバックに関しては基本的な能力が射撃であり、ロックバスターのような感じ。ゲームを進めていくことでマッセルバックに新たな能力(「ドリル」等)が付加し、ゲームプレイ中に能力を切り替えて使うことができる。
Gekkou で攻撃したり、敵の落としたアイテムを拾うことでとブラッドゲージが増え、任意のタイミングでアドレナリンバーストという大技を発動できるようになる。一撃必殺の技ではあるが、中ボスクラスの敵の場合はある程度ダメージを与え、頭上に RT の表示が出るか、もしくはスタン状態にさせないと倒せない(アドレナリンバーストを発動できるけどブロックされてしまう)。
ガードも可能で、ほとんどの攻撃はガードできる。ボスや中ボスクラスが仕掛けてくるいくつかの攻撃は防げないので、その場合は回避で避ける。タイミングよくガードすればジャストガードが発動し、反撃がしやすくなる。また、タイミングよく回避することでドッジバーストが発動、さらにドッジバースト中に X ボタンを連打することでバーストスラッシュというメッタ斬りの技も使える。
ゲームは全12エピソードで構成される。エピソード1と2は非常に短く、エピソード3から実際のゲームプレイとなっている。ゲームの流れは、ブライアン処刑事務所に依頼主がやってきて処刑するターゲット(ボス)が決まる。ボスまでの道中、ワイヤーズと呼ばれる雑魚を倒しながら進んでいき、エピソードの最後に待つボスと戦う。
雑魚を倒すとアイテムを落とし、そのアイテムの中にはライフやブラッドゲージの回復、上限を増やすものがある。また、ムーンストーンと呼ばれるアイテムもあり、これはモンドのスキルを購入するために必要なアイテムとなっている。ゲーム中、ポーズボタンを押せば好きなタイミングでスキルを購入することができる。
メインエピソードの他、ジゴロミッションとサブミッションがある。ジゴロミッションはゲーム中に出てくる女性を口説いてムフフな展開まで持っていくものと、チャレンジミッション(60秒以内に敵を5体倒すなど)に分かれる。サブミッションはクリアしたエピソードが舞台となったミニゲーム的なもの。どちらもメインエピソードをクリアするとアンロックされる。
敵はワイヤーズと称されたキャラクター。鎧を着た骸骨兵のようなイメージ。多くのワイヤーズは棍棒や剣のような武器を持ち、単調な攻撃パターンで仕掛けてくる。エピソードが進むと銃を装備したワイヤーズや武器を持たず格闘技で応戦してくるワイヤーズも登場する。ワイヤーズの中には中ボスクラスのものがおり、スト2のバルログのような鉤爪を持ったワイヤーズ、巨漢のワイヤーズなどが用意されている。
モンドの攻撃により、ワイヤーズが倒れるパターンはいくつもあり、ややゴア表現の厳しめなものもある。Gekkou で攻撃した場合は上半身の左肩から右脇腹にかけて大きく斬られたり、首がもげたりする。マッセルバックの射撃による攻撃の場合、ヘッドショットが決まると頭が粉砕する。なお、ヘッドショットには頭が粉砕する瞬間がズームされる演出が入る。
その他、ゲームプレイの感想はプレイ日記をどうぞ↓
プレイ日記はこちら。
【 良かった点 】
- 攻撃してる感あり
カタナの攻撃はバッサリ感がしっかりしていて好印象。Episode が進んでくると鎧を着たワイヤーズが多数出てくるが、バッサリ感と共にその鎧が爆発するので爽快感が高かった。サブウェポンによる射撃も連射性能があり、ヘッドショット時には演出が入るなど、気持ちの良い攻撃が実現できていたと思う。また、Gekkou をアップグレードしていくとコンボ数に応じてモンドのアクションが派手になるのも良かった。
- ロードが短い
しょっちゅうロードが入のでテンポは悪いが、その分ロード時間が短めなので相殺か。とは言え、やはりロードがちょこちょこ入るのはよろしくない。あれ? 一応良い点だったよね。
- グラフィック
賛否両論分かれるところではありますが、個人的には好みのグラフィック。眼精疲労は半端ないけど。
【 残念だった点 】
- やっぱり色々と面倒くさい
モンドガールとのご褒美シーンを20回見る、50個のプレゼントを送る、1億ドル稼ぐなど、実際のゲームとは関係ないところで膨大な作業が待っていたのが非常に残念。各 Episode も一話完結型の短い内容でサクサク遊べただけに、女性陣へのプレゼントを買うためにクリア済みのチャレンジを延々とプレイし、お金を稼ぎをしなくてはいけないのは本当につまらない。実績が関係していなければ絶対にやらない。
- テンポ悪い
カットシーンの数が多いのはしょうがない、1周目は楽しめるから。ただ、2周目となるといくらスキップできたとしてもゲームプレイ前に3つも4つもカットシーンが挟まれるとさすがにイラッとします。
- 中途半端
ストーリーが謎のまま終わってしまった。また、モンドガールもストーリーには一切登場せず、なんだかなぁという感じ。
実績コンプした感想
47個 1,000G です。
クリア評価 AAA の獲得が面倒そうに感じますが、やってみるとそれほどでもなく。運が絡むものも少しはありますが、何度かやり直していればいずれ獲得できるものばかり。また、他実績も自然と解除できるものが多かった。
ただ、クリア後にお金を稼いだり、モンドガールに貢いだりと作業を強いられる実績があったことが非常に残念。というか、楽しくないし、達成感ないし、時間の無駄だった。
総合批評
ダムドやロリポより遊べます
- ゲームプレイ: 5/10
- 実績コンプ難易度: 3/10
アクションゲームとしては十分遊べる出来。
グラフィックやストーリー、世界観など万人受けするものではありませんが、それらに慣れてしまえば遊べると思います。
須田ゲーらしく、周回プレイや作業を強いられますが実績好きなら我慢してコンプできるレベルです。
個人的なランクを付けると以下のような感じです。
KILLER IS DEAD >>> ロリポップ・チェーンソー >>> シャドウ・オブ・ザ・ダムド