2019年11月18日月曜日

The Church in the Darkness まとめ





ゲームデータ


発売日: 2019/08/02
開発元: Paranoid Productions
発売元: Fellow Traveller
ジャンル: ステルス
インストール容量: 1.34 GB
公式サイト: 公式サイトへ
攻略サイト: The Church in the Darkness 攻略




どんなゲームなの?


「カルト教団に入信した甥を連れ出せ!」



Paranoid Productions が開発したトップダウンステルス。カルト教団が南米のジャングルに開拓した「フリーダムタウン」が舞台。



ゲームを始めるごとに甥や教団指導者の場所、アイテムの内容などが変わるシステムを採用しており、毎回違う内容のプレイが楽しめます。



マルチエンディング方式で19種類のエンディングを迎えることはできるでしょうか?




The Church in the Darkness のストーリー


時は1977年。あなたの甥はカルト集団に入信し、南米のジャングルへ移住して“フリーダムタウン”を作り上げた。強いられてカルト集団に入信する者はいない。カルト集団はあなたを歓迎するのだ。理解してくれる。包み込んでもくれる。そして言葉は真実を超え……あなたは完全となる。
1970年代末、カリスマ的なアイザック・ウォーカーとレベッカ・ウォーカーはコレクティブ・ジャスティス・ミッションの指導者だった。アメリカ合衆国政府に危険人物と見なされ、迫害の危機を感じた2人は、社会主義的な理想郷を作れる場所だと信じた南米のジャングルに、信者たちを連れて移住する。そこで彼らはフリーダムタウンを建設する。しかしアメリカ国内に残された信者の家族らは不安に感じていた。このジャングルの中の共同体で、本当は何が起こっているのだ?
主人公は、甥アレックスの安否を確かめるためフリーダムタウンに潜入してきた、元警察官のヴィク。忍び込むにせよ強行突入するにせよ、プレイヤーは潜り込み、何が起こっているのか解明し、手遅れになる前に甥を探さねばならない。
ウォーカー夫妻はどれほど危険なのか?真実を明らかにし、アレックスを救うことはできるのか?それとも、全く違う結末を迎えるのか?( Xbox.com より)




評価:周回多数のプレイに面白味を感じるかが評価の分かれ目






【 ポジティブ 】

  • フリーダムタウンの雰囲気
  • ステルスを強要しないプレイスタイル
  • 美麗ではないものの安心感のあるキレイなグラフィック
  • Kakehashi Games のローカライズ



【 ネガティブ 】

  • 周回プレイが面倒くさい (エンディングが多すぎる)

19種類ものエンディングがあり、すべてに到達する必要はないけれど、実績コンプを狙うには20周以上は周回プレイする必要があるため、非常に面倒くさい。



  • 警備員があまり賢くない

動きにムラがあり、あまり良くできた AI とは言えません。



  • セーブのシステムが本当にクソ

セーブするとタイトル画面に強制的に戻され、ロードした瞬間にセーブデータが消去されるため、やり直しが効かないクソ仕様。対策方法はありますが、こういうセーブシステムも面倒くさいプレイの原因だと思います。



  • 特定の人物の出現率が異常に低い

スクーターという人物の出現率が異常なほど低いため、この人物関連の実績がなかなか解除できず、何十周とした肉体疲労と精神疲労がひどかった。



  • エンディングが多い割にはさほど語られないストーリー

エンディングの数が多いけれど、指導者が集団自殺を計って生き残った人数がちょっと違うくらいだけでエンディングが変わることも多く、逆に言えば結末自体のレパートリーはとても少ない。これならば5種類くらいのエンディングにしておいた方が良かったのではないかと思う。



そして、ストーリーもさほど語られないし、結局はクリアするまでの道中で回収するドキュメントを読んで想像を膨らますしかないため消化不良に陥ってしまいました。



プレイした感想は、管理人の プレイ日記 を御覧ください。




実績コンプした感想


項目数48、スコア1,000G。すべてオフラインで解除できます。
気になる 本作の実績はこちら








ランダム性が強いゲームなため、10周以上の周回プレイは必須。また、運も絡むため諦めない心も大事 (やや大げさだけど)。



実績は「会って話す系」「サブ目標 (特定人物)系」「ゲームクリア系 (エンディング回収・高難易度クリア含む)」「訪問系」「回数系」に大別されます。



この内、「1回のプレイで」や「1周中に」という条件がある実績については、途中で死亡してゲームオーバーになると稼いだ回数がリセットされてしまうため注意。



普通のゲームプレイですら、慣れるまではゲームオーバーを繰り返すことが多いため、1周目は特にクラウドセーブデータを活用して途中からやり直すと労力が半分になります。



「ネガティブの項目」で書きましたが、特定人物の中にやたらと出現率が低いのがいるので、その人物関連の実績は要忍耐・要周回。



総評


【微妙なゲーム】システム面が改善されれば化けるかも



  • ゲームプレイ: 3/10
  • 実績コンプ難易度: 7/10



セーブ機能が強化されれば評価が上がる可能性大



南米のジャングルに開拓されたカルト教団の町の雰囲気はよく出来ていて素晴らしいと思います。



ダンジョンエクスプローラーのような真上から見下ろしたタイプのゲームプレイは良かったです。



プレイするごとに様々なものがランダム配置されるシステムにしたことは賛否あると思いますが、管理人は否定的です。攻略がしにくくなるだけでメリットはないです。飽き防止になるのでは? という意見があるかもしれませんが、数周すれば面倒くさくなります。



セーブ機能が本当にダメで、その割には「1周で」「1回のプレイで」を強要されるのも苦痛。一般的なゲームと同様に、その場でセーブしてプレイを継続できるようになったり、ロードするたびにデータが消去されなくなれば、もっと遊びやすいのにとても残念です。



本作がやろうとしていることは間違ってはいません。ただ、システム面がストイック過ぎるため、そこについていけないプレイヤーが多いのだと思います。管理人だって、クラウドセーブデータも使えなかったらとっくに諦めています(^_^;)



題材やゲームプレイは面白いですし、もう少しステルス性を高めれば良作になりそうな気がします。勝手だとは思いますが。



実績を抜きにしてライト感覚でプレイするなら楽しめますが、実績コンプを狙うとなるとかなりの苦痛を伴うため、管理人的には「微妙なゲーム」であると評価します。