2019年2月4日月曜日

Black The Fall まとめ





ゲームデータ


発売日: 2017/07/11
開発元: SAND SAILOR STUDIO
発売元: SQUARE ENIX LTD
ジャンル: パズル,プラットフォーム・ゲーム
インストール容量: 1.72 GB
公式サイト: 公式サイトへ
攻略サイト: Black The Fall (ブラックザフォール) 攻略




超簡単なゲーム概要


「収容所から逃げろ!」


独裁者に支配され厳しい管理体制が敷かれたディストピアを舞台とするゲームソフト。強制労働施設で働く主人公の老齢男性を操作し、施設や敷地からの脱出を目指す。道中ではパズルゲーム的な仕掛けや監視者の目をかいくぐりながら進むアクションゲーム的な要素がある。( Wikipedia より)




超簡単なシステム解説


主人公を右に移動させ、パズルや仕掛けを解きながら進んでいくゲーム。序盤はヒントが少しはあるものの、基本的にはノーヒントでパズルに直面する。各種ギミックを作動させながら少しずつ解法に近づいていきます。



主人公は歩く/走る、ジャンプ、へり につかまる、飛び降りるなどのアクションが可能。ゲームが進行していくとレーザーポインターを入手し、それを該当の装置などに使うことで離れた位置から装置を起動したりできる。また四つ足のロボットが中盤以降から同行するようになり、バッテリーの役目を果たしたり、折り畳んで脚立のように使ったり、レーザーポインターで指定の場所に移動させてギミックを動かしたりなどをしてパズルを解いていくことになります。








チャプターは全36。数は多いですが、ひとつのパズル自体は基本的に早く解けるものが多いのでボリュームは少なく感じるかもしれません。



主人公は高所から落ちる、水に入る、蒸気に当たる、即死トラップ(圧縮機につぶされる)、セキュリティレーザーに当たる、タレットに撃たれるなどで死亡し、直前から再開されます。再開にあたってロードはほぼなく、すぐにやり直せます。




プレイした感想は、管理人の プレイ日記 を御覧ください。




【 ポジティブ 】

  • ちょうどよい難易度のパズル

しょっぱなから詰まった管理人ではありましたが、ゲーム中のほとんどのパズルは直感的に解けるものが多かった。まったく分からないものもいくつかありましたが全体の一割に満たない数です。総じてパズルの難易度はちょうどよい好印象です。

また、単調になりやすいジャンルですが、同じ内容のパズルがなかったことも高評価です。



  • 世界観

2017年に起きたルーマニアの大規模デモ( #rezist romania )が題材というか、ほぼそのまんまのゲームかと思いますが、統制がしかれた暗く重い共産体制の世界観が見事に表現されていました。会話もなく、余計な BGM がなかったこともよかったです。



  • ロードなし

パズルに失敗して死亡しても A ボタンを押せばすぐにリスポンする。ロードなく素早く再開できるのはうれしい。




【 ネガティブ 】

  • 実績の解除条件

実績の解除条件が分かりにく過ぎる。14分自転車をこぐのが解除条件なのに「無知は至福」、観覧車のスイッチを入れるだけなのに「幼年期の幽霊」とか。

※本作にネガティブはありません。あえて指摘するならばってことです。




実績コンプした感想


項目数14、スコア1,000G。
すべてオフラインで解除できます。
管理人は実績コンプまで4日と21分かかりました。

実際のプレイ時間は TA 等にも細かな時間が記録されておらず、また攻略研究所のコンテンツを作りながらのプレイだったこともあり、10時間はかかったかもしれません。一部には「2時間でコンプ可能」とあるようです。

本作の実績はこちら(攻略研究所へ)








実績は「ストーリー実績」と「隠し実績(秘密の実績という意味ではなく)」に分かれます。ほとんどが「隠し実績」なので、気づかずに進んでしまうとまったく解除しないままクリアしてしまう恐れもあります。



隠し部屋に関しては、ルートが分岐しているところ、怪しいハッチなどはすぐに見つけられますが、草むらに隠されているハッチや数回その場でジャンプしないと抜けない床などは「分かるかっ!」という感じです。幸運にも偶然発見できたからいいものを、もしかしたら気づかずに延々探す日々になっていたかもしれません。



実績コンプにはテクニックが必要なものは一切なく、ただパズルを解く "少しの柔軟な思考" が必要かもしれません。




総評


オススメです!



  • ゲームプレイ: 8/10
  • 実績コンプ難易度: 4/10



ライトなゲーム性と重厚な物語の背景。見事にマッチしていたゲームでした。



ポジティブのところでも書きましたが、とにかくパズルの難易度がちょうどよかったのが一番でした。中には「気づくか!」っていうパズルもありましたが、それはしょうがないかなと納得させています。



統制され自由のない共産体制の中で、自由を夢見て歩みだす主人公を含む世界観もよかったです。



大概、ゲームというのは引っかかる点やネガティブな点があるものですが、本作は見当たりませんでした。強いて言うなら実績の解除条件が分かりにくいこと、パズルということで好き嫌いが分かれるかもしれないということでしょうか。



個人的には久々に "当たり" のゲームだったなと思っています。パズルが好きな方はぜひプレイしてみてください!



Black The Fall 販売ページ(海外ストア)