2016年12月10日土曜日

Alien:Isolation まとめ





ゲームデータ

発売日: 2014/10/07
開発元: Creative Assembly
発売元: SEGA
ジャンル: アクション・アドベンチャー,サバイバルホラー
インストール容量: 33.63 GB
国内版本体での起動: 国内版をプレイ
公式サイト: http://alienisolation.sega.jp/(年齢認証あり)
攻略サイト: Alien:Isolation(エイリアン:アイソレーション)攻略




超簡単なゲーム概要

「セヴァストポリ(辺境の宇宙ステーション)から脱出せよ!」

ノストロモ号事件から15年。エレン・リプリーの娘アマンダは行方不明になった母親の消息を求めてノストロモ号のフライトレコーダがあるという辺境の宇宙ステーションに向かう。しかし、ステーション内部はエイリアンが跋扈し死体袋が散乱する地獄そのものであった…(公式サイトより)


映画「エイリアン」と「エイリアン2」の間に展開する物語が描かれる本作。映画の主人公だったエレン・リプリーの娘、アマンダ・リプリーが本作の主人公。ストーリーの導入は上記のとおり。



辺境の宇宙ステーションは「セヴァストポリ」。人間とアンドロイド、そしてエイリアンが共存(はしていないか…)する場所になっていて、アマンダがステーションに到着したときは既にエイリアンの活動が始まり、姿の見えない殺人鬼に生存者は略奪者と化している、そんな状態。その中で母親の消息を少しでも探そうとするが、一緒にセヴァストポリ入りするはずだった仲間とはぐれたり、怪我した仲間の薬を探したりと本来の目的はなかなか遂行できません。

そんなときにエイリアンと遭遇してしまい、母親の件、怪我した仲間の件、セヴァストポリの人工知能の件、自分の命…と、全てを引き受けていく形でストーリーが進んでいきます。



難易度は5種類。ベリーイージー、イージー、ノーマル、ハード、ナイトメア。ベリーイージーとナイトメアは発売当初はありませんでしたが後に実装されました。ちなみに国内版は最初から5種類の難易度に加え、海外で発表された DLC が全部入りです。



ミッションは全部で19。ある地点からある地点まで目標を達成しながら進むことで各ミッションをクリアしていく形。



ライフはゲージ制。画面左下に表示されます。減ったライフは自然に回復することはなく、メディキットで回復するのみ。ライフは強制イベント(床下の落ちる等)でも減るので注意が必要。なお、エイリアンと遭遇して攻撃された場合、ライフの残量に関係なく死亡確定。



セーブは手動セーブとオートセーブの2種類。通常は手動セーブ。エリアを進むとセーブポイントがあり、そこでセーブします。セーブポイントはエリアにいくつも点在していて、同一のセーブポイントはセーブしてから約90秒経過しないとセーブできない仕組み。オートセーブはミッションをクリアしたとき、死亡したとき、一般市民を殺してしまったときにセーブされる。



武器はリボルバー、スタンバトン、火炎放射器、ショットガン、ボルトガンがあります。各エリアには設計図が置いてあり、それを入手することでメディキットや火炎瓶、閃光弾などが作成可能になります。なお、作成に必要なアイテムはその辺に落ちているアイテムを拾います。



ガジェットとしてアクセス・チューナーというハッキングツールを入手します。今まで開かなかったドアを開けられるようになり、探索範囲が広がります。また、ガストーチ(ガスバーナー)を入手して鉄板を焼き切って進路を確保する、ということもできるようになります。



敵はエイリアン、セヴァストポリで働くアンドロイド、略奪者と化した生存者がいます。エイリアンはミッション5から好戦的にこちらを襲う(索敵する)ようになり、アンドロイドは目の前にいると捕まえにくる程度。略奪者もある程度の距離をとっていれば安全だが、近づくと否応なしに発砲してくる。



一人称視点のゲームではありますが、FPS ではありません。したがって、エイリアンやその他の敵をバリバリ倒していくゲームでもありません。エイリアンには絶対勝てない仕様になっていて(追い払うことは可能)、常に隠れたり逃げたりするゲームです。



DLC は同梱されていましたが、食指が動かなかったので未プレイです。




プレイした感想プレイ日記はこちら


【 ポジティブ 】

  • グラフィック

通常のゲーム画面はもちろん、カットシーンも非常に綺麗。各キャラクターの肌の質感や汗の感じがよくできている。アクセス・チューナーを使ったりする際、アマンダの手や腕が見えるが、それが少しだけマネキンのように見えなくもないので、唯一それが気になる程度。



  • サウンド

まるで映画のようなサウンド。通常は無音に近いがエイリアンが近くにいるときはサウンドで煽ってくる。



  • ローカライズ

しっかり翻訳されていて違和感はない。テキストの大きさも見やすいし、変なところで改行されていることもない。



  • 世界観

実際に見たことも行ったこともない宇宙ステーションではありますが、イメージ通りの現場がそこにありました。天井が低く狭い通路、所々に傷があるドア、無味乾燥なアンドロイド、跋扈するエイリアンなど、逃げ場のない密閉された宇宙ステーションという設定が否が応にも恐怖感をかきたてる。




【 ネガティブ 】

  • ロード長い

長いときと短いときがあるが、概ね長い方だと思う。エレベーターに乗ってエリアが変わる時、ゲームを止めてタイトルに戻る時、といったロード全般が長い。



  • 画面中央の「・」に合わないとアクションできない

画面中央の「・」に該当のアイテム、ダクト、端末等が合わないと「○○を取る」等の表示が出ない。結構位置がシビアなのか何度か合わせないとアクションできない。意外とストレス。



  • バグが酷い

進行不能のバグが数種類あり、バグ発生の条件もハッキリしておらず、また開発側もパッチを配信することもない。管理人は難易度ハードに挑戦中、終盤のミッション16で進行不能バグに遭遇し、回避方法を全て試みるもダメで、結果的にデータを削除して数回やり直すはめになった。終盤になって最初からやり直しとかタチが悪すぎる。




実績コンプした感想

項目数50、スコア1,000G。
全てオフラインで解除できます。



管理人は約86時間で実績コンプ。1周するのに55時間かかり、難易度ハードをクリアするのに30時間かかりました。とは言え、難易度ハードは終盤のバグで2回やり直しをしているので、それがなければ10時間くらいでクリアできていたはず。



理論上は1周で実績コンプ可能ですが、精神衛生上、2周+αに分けて実績コンプを狙うとよいでしょう。



1周目は難易度イージー(ベリーイージーも可)で「大量の収集物回収」「ノーキル・ノーデスクリア」「その他の実績解除」を目指し、2周目は「難易度ハードクリア」を目指してプレイすると無駄がないと思われます。おそらく最後まで残る「エイリアンに100回殺された」という実績があり、これはサバイバルモードでひたすら殺されまくるのが単純だし、早い。



ノーデスクリアは条件だけ見ると難しそうですが、死にそうなときにロードすればいいので意外と緩いです。こまめにセーブしていれば事故も少ないです。仮に死んでしまった場合はそのミッションを最初からやり直すしかありません。巷では「一つ前のセーブデータをロードすれば大丈夫」という記述を見かけますが、嘘なのでご注意を(少なくとも国内版においては回避できない)。



難易度ハードクリアはエイリアンらの索敵能力が上がっているのでちょっと顔が見えただけで発見されたりしますが、1周クリアした後で収集物をスルーして良いこともあり、気分的にはラク。ただし、エイリアンの追跡はかなりしつこいので要リトライ・要忍耐。




総評

すっげぇ疲れるゲームなのでオススメしません

ゲームの面白さ: 3/10
実績コンプ難易度: 6/10



まず、まさかステルスゲームだったとは夢にも思わずに購入したので、ゲームを開始してみてそこに驚いた。自分の中では、エイリアンを相手に武器を使って倒しまくるゲームだと思っていたから。



それが実際にはエイリアンにほとんど対抗する措置もなく、基本はランダムにやってくるエイリアンと鉢合わせしないよう様々な目標を消化していくゲームであることに気づく(しかも行ったり来たりが多い)。管理人は気づくのが遅かったので(全体の半分を消化した辺り)、ゲーム後半になったらエイリアンを倒せる武器が手に入るだろうとずっと想像していたわけです。でも、それは叶わない想像でした。



なので、FPS をイメージしている人にはオススメできないし、ステルスゲーにしてもエイリアンの動きがランダムなので難易度高いしで、第三者にオススメできるかどうかという判断がこれまでのゲームとくらべて難しいのです。



とりあえず、管理人の個人的な「オススメ度」はあまり高くありません。ストーリーやシステムは良くできているのですが、ステルスゲーにしては難易度が高く、実績解除の条件も辛口のものが結構ありますし、かといって FPS のように縦横無尽に暴れることもできず、しかもミッションは19まであって長いし、クリアしても爽快感がなく、残ったのは疲労感です。



さすがに「英国アカデミー賞 ゲーム部門 音楽賞」「 PC Gamer の2014年 GOTY 」などを受賞したということで、グラフィックやサウンド、ストーリーはよく出来ていましたが、いま言ったとおり非常に疲れるゲームなので個人的にはオススメしません。



映画「エイリアン」が好き、ホラーが好き、我慢プレイが好き、という方には合うゲームかと思いますが、それ以外は推奨しません。