2014年6月10日火曜日

Brothers: A Tale of Two Sons まとめ





ゲームデータ

発売日: 2013/08/07
開発元: Starbreeze Studios
発売元: 505 Games
ジャンル: アクションアドベンチャー
インストール容量: 662.54MB
公式サイト: http://goo.gl/9uLazD
攻略サイト: Brothers: A Tale of Two Sons(ブラザーズ:2人の息子の物語) 攻略




超簡単なゲーム紹介


スウェーデン人フィルムディレクター Josef Fares とトップレベルのゲーム制作会社 Starbreeze Studios が描く壮大なファンタジーの世界。旅する兄弟2人を導いていこう。 兄弟を同時にコントロールしていく、まったく新しい形のシングルプレイヤーモードでの協力プレイ体験。パズルを解いたり、様々な場所を探検したり、ボスとバトルを繰り広げていきます。左右のスティックで兄と弟をそれぞれ操作していきます。 絶対に忘れることのできない旅となるでしょう。(Xbox.com より)




ざっくりとしたアウトラインとゲームプレイの感想


プレイ日記はこちら。



父親の病気を治す薬「命の水」を持ち帰るため、冒険に出た兄弟の物語。



左スティックで兄を動かし、右スティックで弟を動かすアクションアドベンチャー。
各種ギミックの前で RT/LT を長押しすることでアクションを起こす(レバーを引く、ロープを垂らす、クランクを回すなど)ことができ、ゲームを進めていく。



各種ギミックは「兄じゃないと無理」「弟じゃないとできない」「兄弟一緒じゃないと動かない」など、多少工夫されている。見た目では分からないので実際にどちらかにやらせてみないといけない。



兄弟はお互いの距離が離れると操作を受け付けなくなる。
例えば、弟だけを操作し、兄と距離が離れるとそれ以上先に進めなくなる。この場合、兄を操作して弟のそばに移動させると先へ進めるようになる。



パズルやルート開拓に関してはノーヒントであり、また打開していくためにはある種の特別な操作が必要となる。なお、特別な操作はチュートリアルもなく、自力で見つけて操作を覚えていくため、人によっては操作方法が分からず悩む可能性が高い(少なくとも管理人は悩んだ)。



敵はたまに出るが、兄弟は非戦闘タイプなので襲われた瞬間ゲームオーバーとなる。
多くは直前にオートセーブが入るため、何度でもやり直し可能。



***



事前情報により、兄弟を同時に動かして謎を解くタイプのアクションアドベンチャーということは知っていたが、まさか同時操作がこんなにイラつくものだとは露知らず。実際にプレイしてから気づいたのでした。



プレイ日記にて何度か書いたとおり、右スティックは基本的にサブ的な動作(カメラを動かすとか)しかやったことがなかったため、右スティックも主体として動かすことの難しさを改めて知った次第。正直、左右のスティックを同時に操って2人のキャラを進めていくのは大変。



2人が近くにいる状態なら同時操作も難しくないが、ちょっとずつ微妙に距離が離れてくると操作に狂いが生じ、別々の操作になってしまう。



頭の中では兄は左スティック、弟は右スティックと分かっているのに、実際に動かしてみると逆に動かしていることも多く、イライラしてしまった。



単純に1人ずつ動かせば問題ないように思うが、あまり距離が離れるとお互い一歩も動かなくなるため、結局は同時に動かした方がストレスも少ない。



ただ、時間制限があるとか平均以上のアクションを要求される場面はないため、ほとんどのイライラは自分に向けられている。



兄弟の同時操作以外はかなり簡単にできていて、RT/LT のみでアクションを起こせる。ただ、兄じゃないと進められないギミック、弟じゃないと進めないところのようにきちんと2人の役目が分けられていたのが良かった。



また、パズルは使い回しがなく、クリアするまで新鮮な気持ちで進めることができた。もちろん、クランクを回してリフトを上げるなどの動作は多いが「またこれ?」という感情は一切起こらなかった。



カメラは LB/RB で動かすことができるが、自動的にカメラがちょうど良いところまで動いてくれるので、ゲームクリアまでにほとんど使わない。



パズルは簡単なものがほとんどだったが、2人の移動方法に関しては説明が全くないため難しかった。上の岩に掴まりたいが手を伸ばした状態で止まったまま動かなくなる。LT/RT を放すとジャンプして岩に掴まる。こうした移動方法の説明がなかったのは残念。




【 良かった点 】


  • グラフィック

柔らかい感じのグラフィックが個人的には好きだった。
海外の絵本に出てくるような世界観も共感が持てる。
水の描写は感動もの。




  • ちょうど良い難易度のパズル要素

パズルという程でもないが、各種ギミックを動かしてみて、
「あ、こうすればいいのか!」と気づくゲシュタルト転換が楽しかった。




【 残念だった点 】


  • 操作性

許せないほど酷くはないが、別々のキャラを左右のスティック操作で
同時に動かすのは少々まごついた。



主人公1人を左スティックで動かし、右スティックでカメラを操作、という普段通りの操作であれば全く問題なかったが、これまでのプレイで2人のキャラクターを別々に、そして同時に動かすという経験がなかったため、結構大変だった。



さすがに終盤ともなれば「少し」慣れたが、序盤においてはプチストレスだった。



  • そこは B ボタンでも良かったのでは?

ポーズメニューからゲームプレイに復帰する際、
「ゲームに戻る」に合わせて A ボタンを押さないと戻れない。
私的には B ボタンでも戻れるようにして欲しかったかな...。
重箱の隅をつつくような批評で申し訳ない。



  • 説明不足

コントローラー周りの説明が足りない。
兄弟の移動およびアクション、カメラの回転についてはおまけ程度の説明があったと記憶しているが、応用の操作に関しては一つも説明がなく、まごつくところが多々あった。



例えば「岩に掴まってさらに上の岩へジャンプする」「アイテムを運び、穴の先に待つ兄にパスする」「振り子のように揺らしてから隣の突起を掴む」などの操作をどうして良いか分からず、悩んで止まってしまったことがあった。



自力でクリアできる範疇だが、応用の操作への言及が一つもなかったのは不親切。




実績コンプした感想


ストーリークリア実績というものが存在しない珍しいゲームであり、
それは逆に言えば、実績を意識しないでゲームをプレイすると
全く実績を解除しないままクリアできるということ。



つまり、(全然難しくないけど)実績解除を狙ってプレイしないと
実績コンプできないゲームという位置づけなわけ。



先人のお陰もあり、実績を解除できるタイミングが予め分かっていたため、
実績解除に関しては苦労することはなかった。




総合批評

買うとなると微妙か?

  • ゲームプレイ: 4/10
  • 実績コンプ難易度: 2/10


兄弟2人の操作がやりにくいだけであって、それ以外は特別気になるところはない作品。ストーリーのラストは好き嫌い分かれると思います。



実績コンプにはテクニックや運が必要なものはないため、実績狙いのプレイも良いでしょう。リトライ性は非常に低いが 400G だけ稼いでスコアを伸ばすにはうってつけ。



無料ならいいが、買うとなると微妙かもしれない。
現在は無料で貰える期間をとっくに過ぎていて多分貰えないと思うので、欲しい方は値下がりを待つのが吉。