2017年12月2日土曜日

Get Even まとめ





ゲームデータ


発売日: 2017/06/23
開発元: The Farm 51
発売元: Bandai Namco
ジャンル: 一人称スリラー ADV
インストール容量/価格: 24.40 GB/3,000円
国内版本体での起動: 今回は北米版
公式サイト: http://get-even.bn-ent.net/
攻略サイト: Get Even 攻略




超簡単なゲーム概要


「俺の記憶を取り戻せ!」


記憶を失った主人公の“ブラック” は、古い精神病院のそばで目が覚める。覚えているのはとある事件で監禁されていた少女を救おうとしていたことだけ。そこに“レッド”という謎の人物から連絡が入る。レッドから「これは失った記憶を取り戻すために、君自身が求めた治療だ。」と告げられ、ブラックは言われるがままに自分の頭に装着されている“パンドラ”というデバイスを使うことで自身の記憶を辿ろうとする。自分はなぜここにいるのか、彼女は誰だったのか、そこに隠された真実とは―(公式サイトより)




プレイした感想


管理人のプレイ日記はこちら



ややスリル感のある、一人称視点のアクションアドベンチャーゲーム。



記憶をなくした「ブラック」という主人公を操作し、残された記憶(監禁された少女を助けようとしていたこと)と謎の人物「レッド」からの指示を受けて記憶を喪失する前の状態に戻し、監禁された少女が誰だったのか、そして真実を探していきます。



廃墟から目覚めたブラックは銃を2丁とスマホを所持しています。記憶がなくとも武器の扱いには長けているようで、違和感がありません。また、スマホも同様で様々なアプリを駆使して探索していきます。



スマホのアプリは「スキャン」「マップ」「 UV ライト」「サーモグラフィー」などがあり、それぞれの場所で適したアプリを使うことで道を切り開くことができます。



物語が進むごとに記憶が回復し、登場人物が増えてきます。最初は単なる誘拐爆破事件だと思われていたものが、実はその背景に巨大な陰謀があることを意識するようになります。



基本的なプレイ内容としては各レベル(ステージ)に残された証拠を収集し、バラバラだった証拠をつなぎ合わせることで1つの記憶として蘇らせること。そのため、時ににステルスで時にアサルトで行動して道を切り開いていきます。




【 ポジティブ 】

  • グラフィック

どちらかというとリアルなグラフィック。はっきりくっきりではありませんがキレイです。



  • スマホのアプリ

マップを表示したり、スキャンして情報を得たり、サーモグラフィーで熱源を探ってルートを作ったりと、スマホの便利なアプリを使って仕掛けの謎を解いたりできるのがよかった。




【 ネガティブ 】

  • いつも New Game

タイトル画面に戻るたびにカーソルが New Game になっている。初回以降は Continue になっていて欲しかった。



  • 敵の視認性能の落差が激しい

ステルスで行動するシーケンスが割とあり、その度に敵の視認性能が高いので苦労させられます。ただ、敵全員が高性能ではなく一部の敵だけ目と耳がやたらいいのがいるので困る。



  • ネイティブな英語

字幕が出ますがネイティブな英語なので追いつけないことが多いです。何を言っているのか分からないことも多い。ゲームなのでもう少し優しくてもいいかなと。プレイ日記で何度か書きましたが、PS4 と Steam 版はローカライズされているのに箱1版はローカライズなし。この差にガッカリします。



  • 色々と複雑

ストーリーにしても、実績の解除条件にしても、色々と複雑で分かりにくかった。


ストーリーは上に書いたとおり、英語なので意味不明。ちょっとしたアクションゲームとかであれば簡単な単語だったり、キャラクターの顔の表情などを見ていればなんとなく分かるけど、こういうシリアスな内容は「揉めている、怒っている、悲しんでいる」くらしか理解できなかった。


実績の解除もそうで、1つの実績を解除するのにレベル3とレベル7できちんと準備をしておかないとレベル10で解除できない、のような内容のものや時限実績が多く、とても神経を使い疲れました。




実績コンプした感想


項目数40、スコア1,000G。
全てオフラインで解除できます。



実績はストーリー系/収集物系/時限実績系/その他、に大別されます。



実績コンプまで管理人は43時間50分かかりました。1周クリアするとレベルセレクトができるなんて知らなかったので、途中で収集物の取りこぼしに気づいたり、時限実績を解除しないまま進めてしまったり、そういう場合はすべて最初からやり直していたので、こんなに時間がかかりました。すんなりプレイできれば20時間くらいで実績コンプできるのではないでしょうか。



上のネガティブのところでも書きましたが、時限実績が結構あるので神経を使ってプレイしなくてはいけないのが疲れます。プレイヤー各位の性格もあると思いますが、何事も順番通りにきっちり解除していきたい方の場合、何かとストレスのかかるプレイになる可能性が高いです。



上に書いた「レベル3とレベル7できちんと準備をしておかないとレベル10で解除できない」は実話でして、管理人の場合はレベル3の準備はちゃんとやったのですが、レベル7でミスしたことに気づかず進めてしまい、レベル10に入って解除されなかったときはホント絶望でしたよ。あぁ、また最初からかよ……って。ゲーム終盤に入って最初からやり直しって苦行です。



ただし、実績の解除条件に関しては簡単なものばかりですし、1周クリアすればレベルセレクトができるようになるので実績のコンプ難易度は下がると思います。




総評


ストーリーが理解できないのは相当痛いのでオススメしません!



  • ゲームプレイ: 3/10
  • 実績コンプ難易度: 6/10



意味が分からなくてもクリアして実績コンプして納得できるゲームもありますが、本作はハッキリ言ってストーリーが理解できないと収集物を回収する意味や実績解除をする目的を見失います。



漠然とストーリーを理解できればよい、という方でしたらプレイに支障はないと思いますが、管理人のようにせっかくプレイするのだからストーリーもしっかり理解して遊びたいというタイプの人間にはかなり厳しいゲームになってしまいます。



実績コンプに関してはフラグ回収が長期に渡る場合もあり、あのときの行動がまさか実績解除につながっていたとは! と後で嘆くことになります。ですが、逆に言えば、そこだけ注意してプレイすれば実績コンプは容易いゲームです。



何度も同じことを言いますが、管理人はストーリーが理解できなかったので、集中して、楽しんでプレイできませんでした。どことなくやらされている感がずっとあるゲームでした。



管理人の感想はこんな感じですが、「英語得意だから大丈夫っていう方」、「実績が解除できればストーリーなんて関係ないぜという方」は、ぜひプレイしてみて欲しいと思います。



P.S.

PS4 版をクリアしたプレイヤーさんのブログに詳細なストーリーが掲載されていました。なるほど、こういうことか。ようやくスッキリしました。完全にネタバレしてますので、プレイ前の方は見ない方がいいかもしれません。あ、でも箱1版は全編英語だからネタバレしていた方が理解しやすいかも。



URL だけ置いておきます ⇒ https://ameblo.jp/runder1985/entry-12306980633.html